後日記@ドイツ旅2024②inケムニッツ

ドイツ旅2024②へ・・・

1月26日夜にケムニッツ入りし、27日からリハーサルが始まりました。この日はケムニッツでコンクールが行われていたため、共演者の鈴木絵巳さんの愛車に乗ってドイツの国境を越えて、お隣のチェコへ。山を越えて、国境を越えて、楽しいドライブでした。ザクセン州の滞在は特に寒さと雪を心配し対策も万全でしたが、私のドイツ入りと共に気温は温かく、雪の一粒すら降らない快晴でした。

長閑な光景です。車でドイツとチェコの国境を越えたのは初めてでした。

絵巳ちゃんはドイツとチェコ両国を中心に活躍されていて、彼女の仕事場でリハーサルを。この日はチェコだけにペトロフPETROF(チェコのメーカー)。ペトロフは触ったことはありますが、フルコンは初めて触りました。この日は時間が経過した今でもよく覚えていますが、リゲティの作品を深めることができたリハーサルでした。絵巳ちゃん手作りのおにぎりを昼食にいただき、広い部屋で二人で仲良く並んで食べた時間は爆笑と涙でした。私はこの旅で3人の友人のおにぎり🍙をいただくことになります。皆の愛情を記していきたいと思います。まずは、これが一人目のおいしい🍙談。

プラハには一度、旅行に行ったことはあったが…チェコの会場での音出しはここが初めて。ここの街の名前は憶えていない。笑。音楽家あるあるの、会場だけの滞在。

チェコでのリハを終え、森が見える方へ車を走らせると、未だかつてないほど巨大な満月が物凄い色をして、私達二人はこの世のものとは思えない絶句でした。一生忘れられないお月様。写真には納まることはなかった。少し車を走らせてドイツへ入る前にガソリンスタンドへ。チェコだとガソリン代が安いのだとか。なるほど・・・今、ドイツは物価が全て高いですからね。

ケムニッツへ戻ると・・・なんと、ホテルにベルリンから親友のピアニスト、森川由佳子ちゃんがわざわざ会いに来てくれました。試験シーズンで多忙を極めている彼女なのに、仕事を終えてストで止まったドイツ鉄道をあきらめて、バスで来てくれたのです!!涙。

絵巳ちゃんと由佳子ちゃんとピアニスト3人で「馬肉ステーキ」を食べに行きました!ドイツで馬肉を食べられる?!だなんて、驚きました!!絵巳ちゃんお勧めの「馬肉ステーキ」は3人で唸るほど美味しすぎて、再会の感動と美味しさの感動とで超絶至福のエネルギーチャージとなりました。上質の赤身肉は私の血液を元気にしてくれました!!絵巳ちゃんと由佳子ちゃんは初対面なのに、そんな雰囲気もなく3人で幸せな時間を過ごしました。

私の人生で一番を美味しい馬肉をドイツで食べるだなんて、夢にも思わなかった。生きていればいいことがあるのだ!!完食できなかった自分が悔やまれてならないので、次回も挑戦!!今度はビールかワインと一緒に食べたいな!!
こんなに幸せな時間をくれた二人に心から感謝♡♡♡
ドイツでの朝食。しっかり食べて体を動かします。チーズとハムが美味しいんだよな・・・

翌朝は朝食を由佳子ちゃんと色んな積もる話をしながら寛ぎ、隣町へリハーサルへ。チョッパウという可愛い街です。そこでも、絵巳ちゃん手作りのお弁当を私達3人と、現代曲の世界で活躍されているフルーティストの方と一緒に食べて、また知り合いも増えました。食後、ソロを2曲、由佳子ちゃんに聴いてもらいました。翌日の私の本番に必要な言葉をくれました。その言葉は彼女と私の内緒です。彼女が私に「がんばれ!!生きてね!!」と切に願ってくれていた思いを沢山感じて、こんなに有難いことはないと思いました。彼女のベルリンへ戻るタイムリミットは直ぐに訪れ、また今度、元気で会おうねと強く約束しました。

リハーサルを終えて外に出たら、チョッパウのお城は、ライトアップされて、とっても可愛いかった。「翌日の本番が楽しみだ・・・」って思いながら眺めた景色です。

共演者である絵巳ちゃん然り、由佳子ちゃん然り、本当に皆のお蔭だなと思う旅はまだまだ続きます。私にとって、とても有意義な時間だったので、やはり一つ一つのエピソードを時間がかかってしまっても、心が落ち着いているときに記していきます。

いよいよ、ケムニッツの本番へ・・・③へつづく

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