3/26 ハイドン&シューベルト記念コンサート@Zum Einhorn 

なんと、新年のご挨拶から・・・滞っていたブログ。大変、失礼致しました。無事に生きております!ご心配くださっていた方々、申し訳ございません。

お蔭様で1月の骨髄検査も、2月には結果が「異常は検出せず」問題無しとなり、今年に入ってから仕事量も、動ける時間も増え始めています。

先日、3月26日にはドイツ料理の第一人者、野田シェフの名店「Zum Einhorn ツム・アインホルン」プレゼンツによる、『ハイドン&シューベルト記念コンサート~音楽家ゆかりのドイツ料理とともに~』に留学時代の友人で日本フィルのヴァイオリニスト太田麻衣ちゃんとデュオで出演しました。久しぶりのトーク&演奏♫

演奏会プログラム&特別メニュープログラム
終演後にヴァイオリニストの太田さんと楽屋にて

ハウスコンサートを彷彿とさせる素敵な空間で少人数のお客様と過ごすことができました。演奏会の後には、作曲家に因んだ、お料理の時間。スペシャル・メニューby野田シェフ です。

「料理と音楽」をプロデュースされた素敵な野田シェフと共に

野田シェフは著書に『音楽家の食卓』など、音楽の造詣が大変深く、作曲家達と料理をコラボさせて、様々なアイディアをお持ちの方です。この著書も、とても素敵で何度読んでも飽きません。見ていると、ドイツ料理を食べたくなってしまう・・・ってことは、避けられません。ワインも欲しくなるかも・・・悪しからず。その時には、是非、Zum Einhornへ食べに行ってください!!終演後のお食事を写真で↓↓↓ジャーン!!!

何と!!ドイツ時代を思い出す!涙。「ホワイトアスパラガスのサラダ」シュヴェツィンゲンの白アスパラを毎年購入していたことを思い出す~!!幸せすぎる~~~!!春には最高なんです。
シューベルトの鱒を弾いたので、「鱒のムニエル アーモンド風味」これは、絶品でした!香ばしいアーモンド。
ハイドンを弾いたので、「牛肉の蒸し焼き エステルハージ家風」サワークリームとレモン、酸味の効いたソースが柔らかい牛肉に絶妙。ドイツの酸味のあるソースを思い出しました。
デザートには「リンゴのクレープ包み」ドイツだとアプフェルシュトゥルーデルなのですが、ウィーンではアプフェルパラチンケンといって、クレープ状で包んだものがウィーンならではらしいです。

演奏会の〆、アンコールは2品。1曲は野田シェフからのリクエストでウクライナ人の作曲家の作品ということで、高校時代のヴァイオリニスト友人でよく精通しているKさんから教えてもらった、「スコリク作曲:メロディ」2曲目は平和への祈りをこめて「シューベルト作曲=パールマン編曲:アヴェ・マリア」

本来はコロナ前の2020年3月に太田さんとこちらで演奏する予定でしたが、コロナで中止になり、その後は私が病に倒れて・・・と思っていたら、太田さんが復帰した私に再び声をかけてくれました。何と、有難い!!世の中には素晴らしいピアニストが山ほどいるのに。。。なんたるや!(泣)

こうやって、ポンコツの私を音楽の世界に戻してくれる仲間達がいることに、ただただ感謝しかありません。そして、今、自分が出来る限りのことを精一杯やるのみです。体力も筋力も、それなりにしっかりとしてきました。自分の身体にも慣れてきました。退院後は、一つ一つの物事を大切にするようになりました。本番も当然の如く、本当に毎回が人生最後になるかもしれないし、その時できる最大限はしたいと思ってしまいます。大袈裟な。。。と言われるかもしれませんが、私にとっては決して大袈裟ではありません。一つずつ、大切に重ねていきたいです。お蔭で、復帰後の演奏は毎回、1~2キロは体重が落ちてしまいます。26日もお腹いっぱいドイツ料理を食べたのに1.5キロ減。しか~し!数日で直ぐに戻~る!笑。それでこそ、私です。

ご来場くださった素敵な紳士淑女の皆様、ありがとうございました。沢山、お声がけくださり、ありがとうございました。

野田シェフ、マダム、とても親切なスタッフの皆様、このような素敵な時間を、終演後には最高のご褒美のお料理をありがとうございました。

麻衣ちゃん、リハからとても楽しい充実した時間をありがとう。学生時代以来の共演、楽しかったです。また懲りずに一緒に弾いてね♪

さて、4月後半には6クール目の維持療法が始まりますが更に一歩先へ進みたいと思います。

次回演奏会は6/3㈮に復帰後初の夜公演、ソロ・コンサートです♫更に体力をつけていきます!!

近いうちに、ご案内いたします♫

稲岡千架

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