3カ月、4カ月…のご報告。

皆さん、こんにちは。

今年も桜を愛でることができました。まもなく葉桜へと移り変わっていきます。お蔭様で、体力は日に日に回復し、治療も順調に進んでいます。良好です。

退院をして3カ月、いや、まもなく4カ月へと月日は流れていきます。3カ月経過の頃からブログを書いては消しを繰り返しています。刻一刻と気持ちが変化していっています。新しい葛藤が生まれています。生きている証です。

非常にポジティブな気持ちと、ネガティブな気持ちが交差するのです。

今頃になって、入院中の壮絶な闘病の恐怖がふと頭を過ったりすることがあります。寛解を無事に迎え、2年間の維持療法が開始され、再発をしないで5年を経て、完治と言われます。まだまだ、先が長いわけです。

「演奏をしたい。表現したい。」という気持ちは入院中も、今も何も変わることなく、毎日、音楽を温めています。そんな中、体力にも自信が出てきて、人と演奏をしたいと思う気持ちが強くなり、仲間と演奏会を6月末頃にと話を進めていました。ですが、私自身の問題で、コロナ感染の危険回避のため、もう少し先に延期ということにしました。ワクチンも打てるか否かわからない、5月の連休で更に感染拡大も懸念される。など、家族の心配も募ります。なかなか、思うように事は運びません。そして、多くの方に迷惑をかけてしまう現状です。モドカシイです。

と、落ち込んだりした日もありますが、体力をしっかり付けて、やりたいことを温めていきます。コロナ下で演奏の機会が減った仲間達の耐え忍んでいる1年を思うと、私はまだ、我慢が足りないのかもしれない。沸騰するくらいまで、温められそうな気分です。募る想いをエネルギーに変えて、その時が来たら、放出できるように、いつも準備をしていたいと思います。何か、できないかと模索してみようと思います。

いよいよ今年度も終了。帰国してから昭和音楽大学附属音楽教室で非常勤講師として指導しておりましたが、今年度をもって辞めることにしました。沢山の生徒達や同僚の先生方、事務の皆様、大変お世話になり、ありがとうございました。しばらくは、演奏活動を主軸にして、音楽に携わっていきたいと思っています。

次回のブログは直ぐに書こうと思っています。(既に、こちらも書いては消しを繰り返しています。笑。)というのは、退院後1カ月半で、何故すぐに演奏できるようになったのか?という質問が、you tube動画を観てくださった方々からあったからです。闘病中の方や、楽器を弾く方に、お役に立てることがあるかもしれません。

では、また近いうちに!

2021.3.30. 稲岡千架

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