ノイマルクト レコーディングの旅[2]|レーゲンスブルクの夜

アウグスブルクの試弾を終え、会場ライツターデルとのご対面を前に、レーゲンスブルクで夕食をとりながらのミーティング。 このランゲブレッツェルを見た時、オスマン帝国から来たクロワッサンになる前の型を連想した。

KV331トルコ行進曲付きのソナタが頭を過ぎる。当時はどんな様子だったのだろうかと… 因みにここのレストランはビールも食べ物も最高! 決起会として、乾杯しながら小坂氏は 「稲岡さん、来ちゃいましたね。本当にやるんですか?笑。今なら、まだまだひきかえせますからね。」 私に火を付けた張本人なのに、彼はレコーディングの数ヶ月前まで、この台詞を冗談交じりに言い続けます。それは、プロデューサーとして、私に覚悟をさせる台詞だったのかもしれません。 小坂氏は既に前日、一足先に簡単な会場下見とホール空き状況の確認をしていました。それらを踏まえての話し合いだったので、ほんの少しリアリティを感じることができました。と同時に「早くみたい!」と気持ちは募るばかりでした。 さあ、明日はいよいよ、会場下見。この日は、ワクワクが止まらず、もう一杯のビールを飲んでホテルに戻りました。

つづきは、また今度… 2020.5.12.

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