御礼@9/7inツム・アインホルン

2022年9月7日、Special Concert ツム・アインホルン秋の音楽会~J.S.バッハ彼の愛した食を愛でる夕べ~太田麻衣(vn)&稲岡千架(pf)、お料理は野田シェフによるバッハの食、石橋眞知子氏プロデュースを終えました。

素敵な紳士・淑女の皆様、石橋様、野田シェフ、マダム、スタッフの皆様、共演者の麻衣ちゃん、ありがとうございました。

日本フィルのヴァイオリニスト太田麻衣ちゃんと終演後に♫ありがとう!

モダン弾きにとっては、なかなかオール・バッハ・プログラムということは稀有です。随分前に平均律全曲マラソン演奏会で6曲演奏したのが、一番バッハを弾いた演奏会だったように思います。今回は編曲モノも入れて、自分たちでも工夫をしながら、どうしたらより効果的に聴こえるかなど試して、リハーサルは創作的で楽しかったです。お食事のコンセプト、年代順に演奏するなど、様々な要望のある中、ヴァイオリニストの太田さんは試行錯誤しながら曲をセレクトしていきました。通常の演奏会では取り上げない順番で弾くというのも、演奏家にとっては面白いものでした。

ツム・アインホルンにはアップライトピアノがあるのですが、空間にマッチしたものですが、今回はチェンバロだったら面白いだろうな、この空間にも合うだろうなと思いました。ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ第1番は全楽章を演奏しましたが、この作品をモダンピアノで弾くといつも違和感を感じ、チェンバロの曲だな・・・と思ってしまいます。ソロではゴールドベルク変奏曲からアリアだけを演奏しました。この作品は入院中、譜読みをして頭でよく流れていた作品です。初めての一時退院では、プルプルと震える小鹿のような指でか細い音で初めて弾いた時、涙がこぼれました。こうやって、人前でアリアだけでも弾く機会がこんなに早くに訪れるとは思っていませんでした。背筋が伸びる思いでした。あの時、ピアノに触れられた感無量な想いと、生の音を自分で聴いた時の心の震えを忘れないでいようと思いました。

演奏後にはオルガン制作者の横田氏のトークがあり、野田シェフによるバッハの食が始まりました。

素敵なメニューです。味はもう、是非、ツム・アインホルンin六本木一丁目へ是非お運びください!!
ニシンのサワークリームにリンゴのスライス!絶品!
このカボチャのムースが焼いていて、めちゃくちゃ美味しすぎて、シェフにコツを教えていただいたけれど・・・やはり素人にはできるとは思えない・・・でも、シェフ直伝!!一度は試してみよう!!
“ライプツィヒのひばり”こと銘菓Leipziger Lerche(ライプツィガー・レルヒェ)私はライプツィヒで食べたことがなく、今回初めて食べました。笑。シェフに「え~!行ったのに食べてないの?!」って言われました。そう、私は当時、甘いものには然程興味がないもので・・・。アルコールには興味があったのですが・・・(^^♪
私はワインを飲まなくなったので、Traubensaft Weißぶどうジュースの白を♡

私と麻衣ちゃんは、楽屋で食事を今回も大堪能しました♡♡♡味は言うまでもありません。最高のご褒美です!写真はメニューの一部を・・・

半年前3月にこちらで彼女と演奏した時は、病後初めての夜公演で、気合もすごく必要でしたし、ハーフプログラムにもかかわらず2キロ減でした。今回は移動も前日リハもそれほどまでの気合を入れなくとも普通に会場入りでき、体重も1キロ減ほどで、基礎体力の成長を身を持って感じています。その上、翌日には2日連続でガッツリなプログラムのリハーサルを行いました。そう、4日連続のリハ➡本番➡リハ➡リハ。音楽家の生活が戻ってきています。それらをこなせた自分はとても清々しいです。さすがに、今日はグッタリなので身体をゆっくり休めて過ごしました。

こうやって、いろんな仲間達、人々に背中を押してもらいながら、足を進めることができること、心から感謝しています。

そうです、本番後の2日連続のリハーサル。その公演のご案内を次のブログで立て続けに行きます!9月24日in札幌公演です♫

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